第11回四国医療薬学連携研究会のご案内
詳細は開催案内をご確認の上、お申し込みください。
- 日時:2026年1月31日(土)
- 開催方法:WEB
- 開催案内:「第11回四国医療薬学連携研究会」
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一般演題1.「スポーツファーマシストが守る地域の健康‐薬薬連携や多職種連携がもたらす新たな可能性」
株式会社セガファーマ サザン調剤薬局城東 薄墨 聖子 先生
公認スポーツファーマシストによるアンチ・ドーピング活動は薬剤師による重要な地域活動の一つであり、トップアスリートのみならず運動に取り組む地域の子どもから高齢者までが広く対象となる。薬薬連携や多職種連携によって、さらなる活動の充実と拡大が期待されるため、その具体的な取り組みや今後の展望について紹介する。
一般演題2.「医療データベースを活用した抗菌薬の臨床的有用性評価」
徳島大学病院 総合臨床研究センター特任助教 新村 貴博 先生
フロモキセフおよびセフメタゾールは、基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌に対して有効であることが報告されており、カルバペネム系抗菌薬に代わる新たな治療選択肢として注目されている。しかし、両薬剤の臨床的有用性を比較した報告は限られている。本講演では、院内感染サーベイランスデータおよびDPCデータベースを活用することで、尿路感染症における両薬剤の有効性と安全性を検討した研究成果について紹介する。
特別講演「抗菌薬治療最適化のためのPK/PD評価に基づく実践的アプローチ」
慶應義塾大学薬学部 薬効解析学講座 教授 松元 一明 先生
抗菌薬の治療効果最大化と副作用発現最小化のために、薬物動態学(PK)/薬力学(PD)評価に基づいた投与設計への実践的応用を解説します。我々が新たに構築したPK/PD評価モデルと、多剤耐性菌感染症に対する抗菌薬治療最適化に関する最新のエビデンスに基づき、明日から使える情報をお示しします。