詳細は開催案内をご確認の上、お申し込みください。

• 日時：2026年1月22日（木）
• 開催方法：WEB
• 開催案内：「薬剤師のため災害医療セミナー～現場で求められる対応力～」

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特別講演1. 病院が被災するということ　～東日本大震災の教訓～

石巻市立病院 医療技術専門官 薬剤師　 片山 潤　先生
本講演は、東日本大震災で明らかになった医療機関の脆弱性と課題を踏まえ、病院が被災した際にいかに医療機能を維持し、地域の命を守るかを学ぶことを目的としています。災害時の指揮系統の確立、情報伝達の途絶への備え、ライフライン喪失下での医療継続、近隣施設との連携体制など、現場で本当に役立つ実践的な知識を得ることができます。また、平時からのBCP策定・訓練の重要性を理解し、各施設が自らの弱点を見直す契機となる内容です。

特別講演2. 災害時医療と薬事コーディネート ～Command ＆ Control の重要性～

東京大学医学部附属病院薬剤部　東京都災害薬事コーディネーター
日本病院薬剤師会災害対策委員会 委員長　高山 和郎 先生
本講演では、災害時医療における薬事コーディネートの要点として、被災地全体を俯瞰したCommand & Control の重要性を論じます。被災地では、個々の医療従事者、組織が独立して対応するのではなく、被災地のすべての医療従事者、行政・医療機関・薬局が一体となり、刻々と変化する状況下で保健・医療・福祉への対応を行うことが大切であり、薬剤師はあらゆる薬事ニーズに対して統制的に把握して対応することが不可欠となります。災害薬事コーディネーターの果たす役割を示しながら、地域全体で最適な医療継続を実現するための視点を共有します。