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オキナグサ

 学  名  Pulsatilla cernua (Thunb.) Berchtold et J.Presl
 科  名  キンポウゲ科(Ranunculaceae)
 花  期  4~5月
 生 薬 名  白頭翁(ハクトウオウ)

 薬用部位・効能など

 薬用部位  効    能  方    剤  備    考
 根 清熱解毒・凉血止痢。
消炎、収斂、止血、止瀉薬として、熱性下痢、腹痛、鼻血、痔疾出血などに応用される。

   白頭翁湯
   白頭翁加甘草阿膠湯

 神農本草経下品収載

雑  談

オキナグサは本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布する。山野の日当たりのよいところに自生する多年草である。花が美しいので観賞用に販売されている。
生薬は、ヒロハオキナグサPulsatilla chinensis (Bunge) Regelの根を乾燥したものが正條品とされる。中国では白頭翁と称されるものが10数種ある。日本産白頭翁はPulsatilla cernua (Thunb.) Berchtold et J.Preslの乾燥根で、和秦ぎょうとも称されたが、現在は市販されていない。
実は有毒植物であり、Anemoninは強力な心臓毒だ。一般での使用は避けたほうが無難である。古い資料のなかに、白頭翁の水エキスは抗アミーバ原虫作用があることからアミーバ赤痢に有効であったという報告がある。
さて、オキナグサ翁草は、花の終わった後、花弁が落ちると写真のように白毛をつけ、まり状となって美しい。ちょうどこの形が翁の頭髪のようなのでオキナグサや白頭翁と名づけられたといわれている。

資料

1) 原色和漢薬図鑑(上)・(下) 保育社
2) 日本植物名検索(y-list)  
3) 原色牧野和漢薬草大図鑑 北隆館
4) 徳島県薬草図鑑 徳島新聞社
5) 漢薬の臨床応用 医歯薬出版
6) 植物の同定 徳島県立博物館

 

 pulsatilla cernua1 pulsatilla cernua2   pulsatilla cernua3
那賀川河川敷のオキナグサ そう果の集合果が風になびいているところ
  Photo K.Yamashita
カテゴリー
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 徳島県版レッドデータブック 絶滅危惧Ⅰ類

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