4.繊維状あるいはキラキラ光る針状の物質
(魔法瓶、コ−ヒ−サイホン等のガラス器具使用の場合)
○原 因
一般に「フレ−クス現象」として知られているもので、この原因は次の2つが考えられております。@ガラスはケイ酸の石垣をソ−ダ分で固めた様な構造になっていますが、このソ−ダ分が次第にお湯に溶ける為、ケイ酸分が崩れ、剥がれたもの、A水中のミネラルの一つであるマグネシウムとガラスのケイ酸が反応してできたもの、この二つの原因のうちAの方が可能性が高いとされています。
○安全性
この物質はミネラル分の一部ですから問題有りません。
○対 策
容器に付着しているときは、容器を良く洗って下さい。それでも取れない時は、容器に約10倍薄めた食酢をいれ、1時間程おいてから、柔らかいブラシ等で洗って下さい。尚、水を長時間煮沸したり、残り湯に水を何度も継ぎ足し煮沸して使用した場合にフレ−クス現象は起きやすくなります。
5.アルミ製ヤカン、風呂釜等で白いフワフワした物がでる場合
○原 因
アルミは鉄等と同様に腐食されます。このためメ−カ−では、製造時にアルマイト処理を行い、アルミの表面に皮膜を作り腐食を防いでいます。この皮膜は非常に薄く、たわしで強くこすったり、空だきや急激に加熱された時等のショックで、亀裂が入る事が有ります。そこに露出したアルミが水と反応して白いフワフワした水酸化アルミを作ります。又、風呂釜の場合は、ただの「湯あか」の事も有ります。
6.蛇口の周りに出来る場合
○原 因
水道水中には、適度に水の味を良くするミネラル分が含まれております。このミネラル分は水が蒸発すると後に付着して残ります。蛇口部分は、水に濡れたり、乾いたりを繰り返していますので、その部分にミネラル分が付着して徐々に白くなって行きます。特に給湯栓は、水温が高く水が蒸発し易い為、この現象が良く見られます。
○安全性
ミネラル分である事から問題有りません。
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