1.氷を作る時、又は溶かした時に出る場合
○原 因
水道水中には、ミネラル分が含まれており、これが適度に水の味を良くしております。水が凍る時には外側から徐々に凍り、水に溶けていた空気やミネラル分は中央部に集められる現象が起こります。そのため、出来上がった氷の中央部は白く不透明になってしまいます。尚、ミネラル分のごく一部は不溶性物質に変化しているので、氷が溶けても白い物質が残ります。
○安全性
白い物質はミネラル分ですから、問題はありません。
○参 考
ミネラル分とは、人体に必要な、カルシウム、マグネシウム、リン、ケイ酸等の鉱物性栄養素の事です。
2.アルミ製の鍋、ヤカン等の内側に出来る場合
○原 因
アルミは、鉄等と同様に容易に腐食されます。このため、メ−カ−では、製造時にアルマイト処理を行い、アルミの表面に被膜を作り腐食を防いでいます。この被膜は、非常に薄くたわし、スポンジ等での洗浄、又は通常の使用によっても、はがれてしまう事があります。露出したアルミは、空気中及び水中の酸素と反応して、白い酸化アルミとなります。この現象は、アルミサッシ等に白い斑点が出来るのと同じです。
○安全性
白い異物は容易にはがれず、かつ水に溶けない事から問題はありません。
3.アルミ製でない容器の内面に出来る場合
○原 因
水道水の中には、ミネラル分が含まれており、適度に水の味を良くしています。このミネラル分は水が蒸発した場合、後に残ります。このため容器を洗った後、完全に水をふき取っておかないと、水分の蒸発後、容器の表面に白い斑点が出来ます。これが繰り返されて幾分厚みのある白い付着物になります。お湯を火にかけ忘れ、空だきしたような時や、水の継ぎ足しの繰り返しで、この現象が促進されます。
○安全性
ミネラル分である事から問題有りません。
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