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■赤 色

topics5 21.赤水濁水が出る(極めて短時間に解消する場合)

○原 因

このような現象は、給水管に亜鉛メッキ鋼管が使用されている時、又は継手などの一部に鉄材が使用されている時、硬質塩ビライニング鋼管布設時の加工に不備がある時に起こります。それは、露出した鉄面が空気中で錆るのと同様に水中でも徐々に錆、この錆が水の使い始めに赤水となって出てくる為です。朝一番の使用で赤水が発生し、1分間以内に収まる時は、ほぼ給水管に起因すると考えられます。また、同様な現象が配水小管に起因する事もあります。その場合は赤水の状態が比較的長く続きます。

○安全性

鉄は人体にとって、1日に10~20mg必要とされる成分です。鉄による少々の赤水を誤って飲んでしまったとしても特に心配は入りません。ただし、多量の赤水あるいは鉄の濃度が非常に高い赤水を飲用した場合には、嘔吐を催す事があります。しかし鉄分は、人体への吸収率が低く、大部分が排出されてしまいますので心配はありません。

○対 策

コップに水を取って明らかに赤いときは、飲用を避けるようにして下さい。赤水が出るときは、しばらく放流後きれいになってから飲用して下さい。このとき放流した水は、バケツ等に取り、植木や庭のまき水、トイレ、掃除等に利用して下さい。

1.赤水濁水が出る(長時間続く場合)

○原 因

赤水濁水には給水管に起因する場合と配水小管に起因する場合があります。給水管起因には、管材質が原因の時、継手等の一部に使用されている鉄材が原因の時、高質塩ビライニング鋼管布設の加工が不備の時等、主に3種類の原因が考えられます。

隣家で同様な現象があり、かつ連合性でないときは、配水小管起因と考えられます。また、隣家で同様な現象が無いときは、給水管起因と考えられます。

○対 策

配水小管起因の場合は、配水小管網での排水作業、将来的には更正工事、布設替工事等が必要となります。給水管起因の場合は、十分な調査の上、給水管等の交換を考えなければならない場合があります。