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会員の皆様には、多大なるご支援とご尽力を賜り、心より感謝申し上げます。 ご挨拶が遅くなりましたが、このたび徳島県薬剤師会の会長を拝命いたしました。前徳島県薬剤師会 会長 水口 和生 先生、前副会長 宮佐 俊昭 先生、前副会長 佐藤 克彦 先生、元副会長 井上 信裕 先生(故人)から推薦をいただき、大役を仰せつかることになりました。甚だ未熟ではございますが、諸先生方が築きあげてきた土台を引き継ぎ、さらなる薬剤師会の発展に向けて精進してまいりますので、皆様のご支援とご協力をお願いいたします。 昨年は、医療を取り巻く環境が急速に変化した1年でした。特に「医療DX」の進展が加速し、薬剤師業務においても電子処方箋の導入やオンライン服薬指導など、これまでの枠組みを超えた取り組みが本格化しております。その中でも、マイナンバーカードを活用した「マイナ保険証」の普及促進は、医療体制の効率化と患者様の利便性向上を目指す重要な施策として位置づけられています。しかしながら、現状はマイナ保険証の利用率はまだ十分といえず、令和6年10月は、沖縄に次いで下から2番目の利用率でした。まずは医療機関が使ってもらえないと薬局での声掛けも難しい為、昨年11月末には、県立病院3機関と薬剤師会とでマイナ保険証の推進キャンペーンを実施しました。県立中央病院にはマスコットのマイナちゃんとすだちくんも参加し、薬剤師会からは私と佐々木局長とで、患者様にパンフレットを配りマイナ保険証の利用をお願いいたしました。また、県立病院周辺の薬局にはパンフレットとポスターを貼らせていただき推進にむけてご協力いただきました。今後は、薬局の窓口での適切な説明や患者様がマイナ保険証のメリットを実感できる支援体制を整備し、単なるデジタル化ではなく安心で効率的な医療を実現するための取り組みとなるよう力を合わせていきたいと考えております。 徳島県薬剤師会は、単独では出来ないことも他の団体と協力していくことで薬剤師会の活動の幅が広がり、つまりは薬剤師の資質の向上につながると信じております。私も一人では薬剤師会を引率していくことは出来ません。薬剤師会の理事、事務局、検査センターの方々、そして会員の皆様1人1人に支えていただいて初めて徳島県薬剤師会は成り立つと思っています。 巳年は生命の成長や再生を表象し、蛇という神秘的な動物に関連付けられています。蛇は脱皮を繰り返すことから、古いものが新しいものに生まれ変わる象徴とされます。2025年は、物事が新しい段階に進む「変化の年」になるでしょう。薬剤師会も「変化の年」にしたいと思います! 結びに、令和7年が皆様にとりまして新たな飛躍の一年となりますよう心よりお祈り申し上げ、挨拶とさせていただきます。 |
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一般社団法人 徳島県薬剤師会 会長 和田 朱実 |
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