■室内空気中の化学物質の濃度(シックハウス)の測定体制整う

住宅の高気密化や化学物質を放散する建材・内装材の使用等により、 新築・改築後の住宅やビルにおいて、化学物質による室内空気汚染等により、居住者の様々な体調不良が生じている状態が、数多く報告されている。症状が多様で、症状発生の仕組みをはじめ、未解明な部分が多く、また様々な複合要因が考えられることから、シックハウス症候群と呼ばれる。 (厚生労働省 シックハウス問題に関する検討会 報告書)

ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、パラジクロロベンゼン

パッシブサンプラー(拡散方式)と呼ばれる採取機器を用いてサンプリング(8~24時間)を行い、高速クロマトグラフ、 ガスクロマト質量分析で測定

NO
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化学物質
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室内濃度指針値
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主な発生源
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1
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ホルムアルデヒド |
100μg・m3(0.08ppm)
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合板、接着剤
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2
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トルエン |
260μg・m3(0.07ppm)
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塗料、油性ラッカー
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3
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キシレン |
870μg・m3(0.20ppm)
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塗料、芳香剤
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4
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エチルベンゼン |
3800μg・m3(0.88ppm)
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塗料、接着剤
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5
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スチレン |
220μg・m3(0.05ppm)
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断熱材、接着剤
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6
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パラジクロロベンゼン |
240μg・m3(0.04ppm)
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防虫剤、防臭剤
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