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学  名 Lonicera japonica Thunberg

科  名

スイカズラ科(Caprifoliaceae)

花  期

5~7月

生 薬 名

忍冬(ニンドウ)
金銀花(キンギンカ)

薬用部位・効能など

生 薬 名 薬用部位 効    能 方    剤 備    考
 忍冬  葉・茎 清熱、解毒効果があり、発熱や筋骨疼痛に用いられる。
日本では民間的に古くから健胃、利尿、浴用剤として利用されてきた。
 治頭瘡一方  日本薬局方収載
 金銀花  花穂 清熱解毒 : 化膿性皮膚疾患、感冒、扁桃炎、腸炎など感染症 銀花解毒湯
五物解毒散
銀翹散   
消瘡飲   
荊防敗毒散
 日本薬局方外生薬規格収載

雑  談

スイカズラは日本~アジアにかけて広く分布する蔓性の半常緑木本で他の物に巻きついて繁茂する。徳島県内でも路傍や山野で観察できる。写真は市内の路傍に自生していたのを撮影した。液果はそのうち撮影して掲載しようと思う。
スイカズラは、花筒を引きちぎって花の蜜を吸うことからついた名称である。2つの生薬名も名称の由来がある。忍冬は葉が冬の寒さに堪え忍び付いていることによる。一方の金銀花は花の色が白色(銀)から黄色(金)に変化することによる。忍冬は中国では一般に「金銀藤」と称し、葉のついた幼枝を「銀花藤」といい、古い茎だけのものを「忍冬藤」といっている。ところで、日本の忍冬酒は尾張最古の銘酒として知られている。

資料

1) 第16改正日本薬局方  
2) 日本薬局方外生薬規格1989 2005増補版 薬事日報社
3) 伝統医薬学・生薬学 増補 南江堂
4) 基礎からの漢方薬 第3版 ‐医療用漢方製剤・構成生薬解説‐ 薬事日報社
5) レファレンス協同データベース 国立国会図書館
6) 原色和漢薬図鑑(上)・(下) 保育社
7) 植物の同定 徳島県立博物館

 

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小松海岸のスイカズラ 徳島市立文化センター裏のスイカズラ
  Photo K.Yamashita

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