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■レジオネラ症について

レジオネラ属菌

レジオネラ属菌は自然界の土壌と淡水に生息するグラム陰性の桿菌で、アメーバその他の細菌捕食原生動物に寄生して増殖します。一般に25℃~43℃で繁殖し、36℃前後で最もよく繁殖します。 

●当検査センターでは、皆様からの検査依頼に十分対応できる体制を整えておりますので、ぜひとも当検査センターへご依頼くださいますようお願い申し上げます。

検査には滅菌ポリビンを使用しますので、ご依頼の場合は、まず電話でお問い合わせください。

検査についてのお問い合せ
徳島市中洲町一丁目58番地1(日本政策金融公庫隣)
一般社団法人  徳島県薬剤師会 検査センター
TEL:088-655-1112(代)FAX:088-624-3130

レジオネラ症

レジオネラ症が独立した疾病として最初に認識されたのは1976年のことです。米国フィラデルフィアのベルビュー・ホテルで開催された在郷軍人会ペンシルバニア州支部総会に参加した会員221名が、帰宅後原因不明の重症肺炎を発病、そのうち34名が死亡しました。この重症肺炎は、米国疾病予防センター(CDC)の精力的な調査により独立疾患として認められ、在郷軍人会(The Legion)にちなんで、在郷軍人病(Legionnaires'disease)と呼ばれました。半年に及ぶ調査・研究の結果、新種の病原菌が発見され、Legionella pneumophila と命名されました。その後、レジオネラ症には、肺炎型だけでなくインフルエンザのような発熱型があることが判明しました。これは、1965年のミシガン州ポンティアック衛生局庁舎内の集団発生にまでさかのぼることが判明し、この病型をポンティアック熱と呼ばれるようになりました。

 

感染経路とその症状 本来レジオネラ菌は土壌、河川、湖沼などの自然環境中に生息していますが、一般にその菌数は少ないと考えられています。しかし、冷却塔水、循環式浴槽水など水温が20度以上の環境下ではレジオネラ属菌は死滅することなく増殖することが出来ます。このため、給水・給湯設備、冷却塔水、循環式浴槽、加湿器、蓄熱槽などでレジオネラ属菌が大量に発生し、感染被害を拡大する結果となっています。 レジオネラによる症状としては、重篤な肺炎を引き起こすレジオネラ肺炎と、肺炎にならない自然治癒形のポンティアック熱の2つの型があります。レジオネラ肺炎にかかると、悪寒、高熱、全身の倦怠感、頭痛などが起こり、胸痛、呼吸困難などが現れ、その症状は日を追って重くなっていきます。潜伏期間は通常1週間程度です。 レジオネラ肺炎は健常者もかかりますが、高齢者、幼弱者、糖尿病患者、呼吸器疾患者、免疫不全者は特に罹りやすい傾向にあります。また、その他の感染経路としては、土木・粉塵作業、園芸作業などで、粉塵(土埃)と共にレジオネラ属菌を吸引し感染した例や、レジオネラ属菌に汚染されたシャワー、噴水、洗車や野菜への噴霧水のエアロゾルを吸入して感染したり、温泉の水を毎日飲んで発症したとの報告もあります。

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