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 には、治療を目的とした患部に直接作用する(局所作用)薬と、体内に入り循環する血液の中へ送られ、全身的な効果を現わしたり、特定の器官へ達して効果を現わす(全身作用)薬があります。内服薬は主に、食道から胃、更に十二指腸から小腸へ行く間にこれらの消化管から吸収され、門脈(血管)を通って肝臓に入り、循環する血液中へ送られ全身作用を現わします〔図:薬の体内での流れ(口からのんだ場合)〕。時間が経つと、薬は尿や便に出て行き効果も消えていきます。

a blt019薬の体内での流れ(口からのんだ場合)

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Lesson3 1流れ

くすりの適正使用協議会より

図(1日に3回のむ薬の場合)のように血液に入った薬の濃度を血中濃度と言い、病気の治療や予防に有効な薬の量を判断する目安になります。

高血圧症などの慢性病では、血中濃度を一定に保つよう時間通りにのみます。

a blt0191日に3回のむ薬の場合

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Lesson3 3

 くすりの適正使用協議会より

 さて、薬の効果には主作用副作用があります。主作用は、薬を病気の治療や予防に使う時、その目的にかなった薬理作用のこと。例えば、抗菌薬は病気の原因を取り除く治療(原因療法)に使い、感染症を治すため細菌を死滅または弱らせます。

 一方の副作用は、治療などの目的以外に出る望ましくない効果のこと。薬は有効性と安全性に配慮し開発されていますが、副作用のない薬はないと言われ、薬の量や使い方を守っても出ることがあります。早い時期に現れて予測できるものからできないものまで、症状は様々。ライエル症候群のような死に至る重い副作用は発症が少ないと言われていますが、使う薬の副作用は知っておきましょう。薬を処方してもらう時、調剤薬局でもらう時、自分で購入する時に注意する症状を確認。もし、その症状が出た時は担当医・薬剤師にすぐ連絡しましょう。副作用が出ると通常、薬の使用は中止。薬が止められない場合は薬の量を減らすか他の薬に変更。

Lesson3 副作用を抑える方法には、製剤の工夫や補助薬の使用などがあります。例えば、抗ヒスタミン薬の副作用「眠気」は、脳に薬の成分が入りヒスタミンの興奮作用を抑えて神経を鎮めるために起こります。そこで、脳への影響を少なく改良した製剤が開発されています。一部の解熱鎮痛薬は胃腸障害があり、これを防ぐため空腹時を避け、胃薬と一緒にのむことがあります。更に、病気の症状が悪くなる時間帯や体内リズム、製剤の特徴をみて、薬を使うタイミングを変えることで、副作用を軽くしたり、薬を有効に使うこともできます。特に慢性病の方は、1日のうちで症状が重くなる時間帯をメモして医師・薬剤師にお気軽にご相談ください


 ところで、副作用以外にも薬によっては問題があります。そのうちの耐性について言うと、薬の連用により普通の量では効果が減り、同じ効果を得るためより多くの薬の量が必要になります。便秘薬の生薬センナなどは大腸を刺激して便通をつけますが、常用すると習慣になり薬用量が増える場合があります。腸の運動に影響し、耐性ができて効果が弱まるからです。こうした場合は他薬に変更。排便の回復で服薬中止か薬用量を減量。便は夜作られ、睡眠中に直腸に運ばれると言われています。食事をすると腸が活発に動くので、朝食後は排便に集中できる時間を取り、排便リズムや生活習慣を見直しましょう。

薬の効果と副作用 (徳島の生活情報誌“さらら” 徳島新聞社発行 2008年5月1日掲載)

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